主力製品
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自動車関連製品は、売上の9割以上を占める主要分野です。パイオラックス独自の弾性技術を駆使し、「より小さく、より軽く、より強い」製品の開発に挑み続けてきました。1台の自動車に、1,500個以上もの当社の製品が使用されることも珍しくありません。自動車の高性能化、耐久性向上、軽量化を実現するために必要不可欠な部品ばかりで、世界中の自動車メーカーと取引をするグローバルサプライヤーとして成長してきました。
今、自動車業界は100年に一度の大変革期と言われ、そのキーワードが「CASE(Connected(コネクテッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)」です。パイオラックスは、CASEに対応した開発チームを立ち上げ、新たな部品の開発に取り組んでいます。EV向けの電池関連、先進運転支援システム(ADAS)、音・振動対策部品の開発に力を入れています。
私たちは、従来のガソリン車と新たなEVを両翼として、さらなる飛躍を目指します。
POINT
Topics
ダッシュボード内のグローブボックスをスムーズに開閉させるエアダンパーは、世界でも高いシェア率を誇り、世界の主要車種に搭載されています。
当社のエアダンパーは、ばねのかわりに空気を使うことによって、ボックスがゆっくりと動いて高級感を与えることができます。
同じくグローブボックスなどに用いられるラッチは、国内No.1のシェアを誇ります。従来からのセンター固定式のものや、国内で最初に商品化したボックスの両側で固定するものがあり、世界各国の自動車メーカーに採用されています。
用途に合わせて多種多様な製品を製造。世界各国のカーメーカーで採用されています。
グローブボックスのソフトな開閉を実現し、高級感を演出。世界各国のカーメーカーで採用されています。
Topics
自動車メーカー各社のEVへの取り組みが加速しています。パイオラックスも部品というハード面で貢献していくために、さまざまな試作品の開発を進め、次世代車への取り組みを推進しています。EV向けの電池関連、先進運転支援システム(ADAS)、音・振動対策部品の開発に力を入れています。担当の専任化や組織化を含めた対応の強化を考え、新工場ではCASE対応の新たな部品の生産も始まり、次世代型工場を目指しています。
バッテリー関連
カバーターミナル
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医療機器関連
自動車部品で培った「弾性」の技術と、合成樹脂などの設計・加工技術を活用し、「人に優しい医療機器」を開発・製造しています。手術時になるべく体に傷をつけずに、患者さんの負担を減らした「低侵襲治療」を可能にしたのが「弾性体微細加工技術」です。最新の血管内治療・内視鏡治療に使用されている、当社のカテーテルやガイドワイヤなどの医療機器は、大学や医療機関との共同研究により開発しています。
血管内治療製品
動注化学療法用
カテーテル
抗癌剤等の薬剤投与を目的とした、血管内留置カテーテル
消化器内視鏡製品
内視鏡用ガイドワイヤ
内視鏡治療に使用する様々なデバイスを誘導するために使用するガイドワイヤ
脳外整形領域製品
脳外整形外科用プレート
頭蓋骨を外す手術をした際、戻した骨を固定するために使用するプレート
生活・セキュリティ関連
パイオラックスの弾性技術は、生活を便利にするさまざまな機器にも利用されています。形状記憶合金の実用化にいち早く取り組み、ニッケルやチタンを利用した形状記憶合金が、家電や生活関連機器に組み込まれています。また、形状記憶合金の応用技術と超弾性効果を組み合わせて、熱水遮断バルブやヘッドフォン用ワイヤバンドなどを開発しました。
さらに、封印具は現金や機密書類、物品などの輸送業界において、欠かせないセキュリティアイテムとなっています。
生活関連
混合水栓用ばね
温度を感知すると瞬時に弁を動かす力を発生する、形状記憶合金のアクチュエーター特性を持っています。
セキュリティ関連
セキュリティ封印具
現金袋やコンテナ車を封印するときに使用され、一度封印すると、破壊しない限り開封ができないため、不正行為防止に役立ちます。
Topics
パイオラックスでは新しい事業を開拓する部署としてMIRAI事業部を設立しました。
ものづくりの会社としてスタートし、今日まで成長してきた当社ですので新しい事業ももちろんものづくりに特化したもの、という発想になりがちです。
しかし、MIRAI事業部ではこのような既成概念を壊した、全く新しい発想を取り入れた事業を創造し、当社の第3の柱となるものを見つけ出して成長させていきます。