自動車業界では今、100年に1度の大変革期を迎え、脱炭素に向けたEV化が急速に進んでいます。それによって、業界のニーズもより高機能で高性能なものへと大きく変化し、「弾性」需要はボーダーレスに拡大しています。「環境変化に適応できる、変化に強い企業体質」である当社はこの変革の波をいち早く捉え、顧客の要請に迅速に応えるために、EV車向け新製品の開発と拡販を推進しています。
これからも、パイオラックスが培ってきた「弾性」というコアテクノロジーを活かした、開発創造型企業を目指し、新たな課題に積極的に取り組んでいきます。
Vision
弾性を創造する
パイオニアとして、
広く産業や社会に貢献する
基本方針
1
既存事業の変革
2
新規/次世代事業への挑戦
3
経営基盤強化
4
将来に向けた積極投資
5
ESG経営の推進
経営戦略
1
商品・顧客戦略
2
事業戦略
3
地域別戦略
4
成長投資戦略
5
経営資本戦略
1
当社は、CASEに対応する高付加価値商品の取引の拡大を目指しています。開発主体から受注獲得へシフトチェンジして、2030 年にはCASE対応商品売上 100 億円達成の実現を目指します。そのために、CASE対応部品の専門部署「e商品開発部」を新設。パイオラックス独自の樹脂と金属を組み合わせた複合技術により、多様なニーズに対応します。
※CASE:Connected(コネクテッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)
2
自動車、医療などの既存事業や分野に捉われない、第3の柱となる新たな事業発掘にチャレンジするために、専門部署である「MIRAI 事業部」を新設しました。グローバル・パイオラックスの中から選び抜かれた人材には、大きな期待が寄せられています。
3
海外戦略については、地域統括機能を強化していきます。北米・中国拠点では売上拡大を目指し、アセアン・インド拠点では成長する自動車市場を積極的に取り込み、収益力拡大を図ります。また、自動車のEV化が急速に進む欧州地域は、戦略的重要市場であるため、ドイツのデュッセルドルフに駐在員事務所を開設しました。
4
将来の飛躍に向けたインフラ整備のひとつが、23年度に第一期工事完成の計画で建設している真岡工場です。
世界へパイオラックスブランドを発信する次世代型工場と位置付けた最先端工場です。
当社が投資をするのは、インフラ関係だけではありません。
人・設備・環境・社会など、より広い意味で投資をしています。
5
ESG経営に真摯に取り組み、カーボンニュートラルに向けた対策を推進しています。温室効果ガスや電力量削減、廃棄物削減、資源の有効活用やリサイクル率の向上を目指しています。
サステナビリティ委員会では、ESG経営に関する方針やマテリアリティの策定、目標設定と進捗状況のモニタリング、TCFDに基づく情報開示などを行っています。