ご挨拶
「弾性」技術で社会に貢献
パイオラックスは、「弾性」技術を利用した様々な部品および製品を、開発・設計、製造しています。これらの部品や製品は、自動車をはじめ医療や生活において利用される様々な装置に組み込まれています。
私たちは、あらゆる素材の「弾性」を科学することにより、広く産業および社会へ貢献することを経営の基本方針としております。
当社は1933(昭和8)年に「加藤発條製作所」として創業し、2023(令和5)年の10月1日に創業90周年を迎えました。
2004年9月1日には東京証券取引所市場第一部に上場いたしました。これも株主の皆様、お取引先様、金融機関、その他多くの関係者の皆様からのご支援のお蔭であると感謝致しております。
2022年4月の市場区分再編に伴い、東京証券取引所プライム市場へと移行しております。
当社は、自動車産業および電気・通信機器向けの精密金属ばねの生産からスタートし、昭和40年代においては、合成樹脂を素材としたファスナー類の開発および製造を展開してまいりました。現在は、全ての国内乗用車メーカーやトラックメーカーとお取引いただき、自動車部品サプライヤーとしてそれぞれの製品分野においてトップクラスのシェアを獲得しています。
また、海外の自動車メーカーに対しましても広範なお取引を展開しております。例えば、グローブボックスをソフトに開閉させるために使う当社のエアダンパーは、米国ビッグスリー、ドイツメルセデス・ベンツ、BMWやジャガー、韓国の現代自動車など世界の主要車種に搭載されているトップシェアの製品です。 更に近年は、自動車産業にとどまらず、医療関連分野、生活関連分野へと事業分野を拡大させております。 今後も多様化するお客様のニーズを捉えながら「弾性」というコアテクノロジーを活かした開発創造型企業を目指してまいります。