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第3回 心のばね

今回のテーマは、前回お約束しました「心のばね」です(無謀な約束をしてしまいましたね)。


ポジティブな力の原動力
「心」には、一般的に目にするモノが幾つか備わっているようです。
例えば、「糸」。「琴線に触れたように・・・」とか「ぷっつりと切れたように・・・」といった表現がありますね。 「ばね」は、「この一件をばねにして・・・」といった表現に使われています。

心に備わっているばねの形を想像してみるのも面白いですね。みなさんは、どんな形を思い浮かべますか? やっぱりコイル状のボヨヨ~ン? それとも板状のビヨ~ン?
「心のばね」は、様々な働きをします。時として、それは周囲の人たちへの反発であったり、悲しみからの脱出であったり、嬉しいことからの更なる成長であったり・・。

「切れた」ことによって引き起こす世間のニュースは、心の「糸」によるものですが、「ばね」は決して切れることはありません。 むしろ、その逆です。「心のばね」は壊れることはありません。常に成長や発展に使われる言葉です。
心のばねにもメンテナンスが必要

心のばね」は、学校でいじめられたり、仕事で失敗したり、愛する人を失っても、元気を取り戻し、前へ進もうとする力を与えてくれます。でも、「心のばね」も弱くなったり、錆びてしまいそうな時もありますね。皆さんは、そんな時、どうしていますか?
思いっきり自分の好きなことをすると、「心のばね」がどんどん元気に復活していくように感じることができますね。
例えばそれは、映画を見たり、本を読んだり、スポーツで汗を流したり、楽しい仲間とお酒を飲み交わしたり・・・。 ん? 楽しいことばかりしていたら、「心のばね」はどうなっちゃうんでしょうね?

楽しさを知らない男は、バネの効かないワゴンのようなものだ。道路の小石を踏むたびに不愉快そうに、ガタガタいう。 ヘンリー・W・ピーチャー(アメリカの牧師・作家)

さて、今回のお話はここまでです。
冒頭にも書きましたように、多くの方々からこの「ばねの話」を楽しみにしていただいております(感謝)。「もうちょっと短いサイクルで掲載してほしい」というご意見が一番多いようです。このようなご意見をばねにして、これからも頑張ってまいります。

それでは、次回もお楽しみに。次回のテーマは、「宇宙のばね」です。

ばねっこ(筆)