第33回 ばねの技術は永遠に
みなさん、こんにちは。 日本はもう春(spring)ですね。 出会いがあり、別れがあり、周りの環境が大きく変わる季節でもあります。 みなさんの周りではどんな変化がありましたか? 変化を「ばね」にして頑張っていきましょう! さて、今回は「ばねの技術は永遠に」です。
春から初夏にかけて、鈴が連なったように咲く、白くて小さな花「スズラン」には、「再び幸せが訪れる」や「永遠」という意味があるそうです。 日本では「北海道の花」というイメージがありますが、フランスでは、5月1日が「スズランの日」とされていて、愛する人や家族、お世話になっている方に日頃の感謝の気持ちを込めて「スズラン」を贈る習慣があるそうです。 ぜひ次の5月1日に、大切な人へ「スズラン」を贈ってみてはいかがですか? 「ばね」みたいに、再び幸せが戻ってきますよ!
さて、「ばね」の歴史が古~いことは、みなさんもご存知だと思いますが、記念すべき第1回(「ばね」と「バネ」は違うの?)でもご紹介した通り、ばねの語源は「跳ねる」や「撥ねる」の「はね」が進化して「ばね」と言うようになった、という説があります。 縄文時代では日本最古の「ばね」と言える弓や(第25回「木」に感謝しましょう)、ハサミや時計、機械、自動車(第5回 自動車のばね-その条件とは?)、天体望遠鏡(第29回 世界最大級の天体観測望遠鏡とばね)スペースシャトル(第20回 スペースシャトルのばね)など、科学技術の発展とともに、ばねの技術も進化し続けて来ました。 そうそう、「心のばね」(第3回 心のばね)や「宇宙のばね」(第4回 宇宙のばね)「オリンピックのばね」(第16回 オリンピックの「ばね」)、アインシュタインの「時間のばね」(第27回 アインシュタインと混ぜご飯との関係を超えるばね)についてもご紹介しましたね。 振り返ってみると、これまで10年間、色んな「ばね」を紹介してきました。 あれやこれ、懐かしいですね~・・。 もう、薄々とお気づきの方もいらっしゃいますね? そうなんです。「ばねの話と技術」は、今回をもちまして最終回となりました え? 何で? どうして? 寂しい! これまでの間、とても多くの方にご愛読いただき、心より感謝感謝です。 本当にありがとうございました!(涙) 私たちは色んな「ばね」に囲まれて暮らしています。 そして「ばね」は、この先もずっとずっと永遠に使われていく技術と言えます。
パイオラックスは、「弾性を創造するパイオニア」(社名の源です)をスローガンに据えて自動車や医療、生活において利用される様々な「ばね」を、これからも造り続けます。 私(ばねっこ)は、一旦引っ込みますが、「ばね」は切れることはありません! またいつかビヨヨ~ンと跳ねて戻ってきたいと思います! それでは、みなさん、お元気で! ばねっこ(筆)