ジョージアの秋

No.2012_06（2012年10月23日 更新）

ジョージアの秋
横浜よりはるかに暑い夏も過ぎ、ひんやりとしてきました。工場近辺の北ジョージアの山々も色付いてきています。芸術や創作のローカルイベントも目白押しなのですが、「ジョージアの秋」と言えば、それはアメリカンフットボールを意味します。

金曜 夜
工場のあるジョージア州チェロキー郡には6校のハイスクールがあり、金曜日の夜には日本の高校ではお目にかかれないような立派なスタジアムで対抗戦があります。家族や友人が見物に訪れますがその数は数千人にもなります。

土曜 朝
休日の朝は少年たちの出番です。色々な学校やクラブのチームで練習や試合があり、ここでも数千人の家族が集まります。ピクニックバスケット、クーラーボックス、そして毛布も忘れずに持ってきて、子供たちに盛んに声援を送ります。5歳くらいからアメリカンフットボールを始める子供も大勢いて、その熱気は日本の少年野球以上と言っても良いかもしれません。でも、得点や勝敗にはあまりこだわりなく、多くの子供や親は「楽しむこと」を一番大切にしています。

土曜 午後
カレッジフットボールは日本ではあまり知られていませんが、ジョージアではとっても人気があります。工場から60マイル南にあるジョージア州立大学ブルドッグス、アトランタの中心部にあるジョージア工科大学イエロージャケッツなどを応援している熱狂的なファンが私たちの工場にもたくさんいます。土曜の午後には対抗戦がありますが、どちらのチームのチケットもいつも売り切れ。90,000人ものファンがスタジアムにつめかけます。

日曜 午後
NFLのプロチーム、アトランタ　ファルコンズはご存知の方も多いと思います。ジョージアの秋の日曜午後はファルコンズの試合を見ます。年間6試合の日曜日のホームゲームは71,000人収容のスタジアムがいつもいっぱいです。

休日には庭仕事や家事もしなければいけないし、ジョージアの秋の山も海岸もとってもチャーミング、大都市や小さな街での趣向を凝らしたイベントもたくさんあるのです。でも、「ジョージアの秋」と言えば、毎週年齢を超えた多くのファンを楽しませてくれる、アメリカンフットボールなのです。

皆さんもいつかこの美しいジョージアを訪問され、私たちが楽しいでいる「熱狂」を経験されてはいかがでしょうか。