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PIOLAX INDONESIA 新工場開所式開催!

No.2013_02(2013年10月11日 更新)


Perkenalkan (はじめまして) PT.PIOLAX INDONESIAの工場が完成し、開所式が執り行われました。ようやくの本コーナー初登場となりますが、特派員リポートをお送りします!


  • ↑着工後の様子(2012年10月)


当社は2012年に、会社の登記を完了し、7月17日の地鎮祭を皮切りに建設されてきた工場棟が待ちになった完成となりました。 場所は、首都ジャカルタ中心部から東へ56kmに位置するカラワン工業団地(Karawang International Industrial City:呼称KIIC)の中の、第3期分譲地区になります。

ここ、インドネシアは世界で4番目の人口の2億4千万人が暮らす国で、大陸ではないのですが、多くの島々で構成される国土は、東端から西端までの距離は北米大陸とほぼ同じ大きさであり、非常に大きな国土を有しています。

また、国民の平均年齢もまだ28歳と若く、非常に活気に溢れるとともに今後の成長が期待される国です。 私達が主に事業として取り組む、4輪や2輪の販売台数もここ数年、右肩上がりの状況であり、これから増加すると予測される中間層による更なる購買意欲による成長も期待されている状況です。


その様な経済情勢の中、インドネシアに進出を果たした私達は、2013年9月12日に写真の通り好天にも恵まれた中、100人近いお客様にお越しいただき、開所式を執り行ないましたので、その模様をこちらの文化の一部と共にお伝えしたいと思います。


こちらは、私達の事業を支える中核を担う従業員達であり、他に現場の作業員などを含めると現在は約30名近い構成になっております。彼らが身にまとっている洋服は制服ではありませんが、バティックと呼ばれる柄のあるYシャツ(アロハシャツとも近い?)で、こちらではスーツと同等の正装として着用されています。 従って、来場されたお客様もスーツにネクタイで来られる方、バティックで来られる方と色とりどりの賑やかさになります。また、おめでたい時は紅白(Mera/Putihと言います)が用いられ、この色使い部分は日本と同じですが、理由としてはインドネシアの国旗も日本同様紅白の色使いであるからと言われています。


式は、小学生のダンスチームによる、伝統舞踊からの幕開けですが、こんなところにもこのインドネシアの特徴が。 平日の午前中に開催された開所式になぜ小学生が来られるのか疑問に思われる方も多いかと思います。 理由は、小学校の教室が十分に足りておらず、午前中と午後の2部制で授業が行われているそうで、2部の小学生の下校時間は夜7時ごろになるとの事です。 こういったことは新興国の宿命と言いますか、交通渋滞ともどもインフラ整備の遅れが垣間見られる部分でもあるのです。


さらに式は流れるように進行しテープカットの風景です。と言いたいところですが、段取りと違い、戸惑うシーンなどにも遭遇しながら、進行してきました。こちらはインドネシアの長所でもあり短所でもあるというべきでしょうか、耳にされたことがある方もいるかもしれませんが、インドネシアでの時間感覚を表す有名な言葉で「ゴム時間」というものがあります。 なかなか段取り通りにいかない、その段取りも何度も同じことを繰り返して準備をしてきたかはわかりませんが、非常におおらかであるという長所として受け入れ、更に我々日本の常識は世界の非常識と認識し、職務同様に取り組むのでありました。


なにはともあれ、無事に開所式を終え、いよいよ本業のスタート待ったなしです!先に掲載された従業員達も非常にエネルギッシュに時に家族の様な団結力で、頑張ってくれております。 経済成長への期待が非常に大きな、ここインドネシアでも、われわれPIOLAX INDONESIAは、持ち前の若さと明るさで国の成長と共に発展してまいりたい所存であります!


パイオラックス・インドネシア

2013年10月11日

PT. PIOLAX INDONESIA

■インドネシア特派員:S