工場拡張へ向けて始動！

No.2015_02（2015年12月09日 更新）

パイオラックス　インディアは2009年から自動車向け部品の輸入販売をインド全域で開始し、2012年3月には、チェンナイの北90キロのアンドラ・プラディッシュ州スリシティ工業団地で製造を開始しています。

３年前の工場のオープニング時は従業員約30名、14台の成型機での生産スタートでした。堅調なインド自動車産業の成長により、今年は開業時比78%の生産アップとなり、従業員数は約100名、成型機の数も25台に増加しています。

開業当時2社だった取引先も毎年増え続け、現在では90社となりました。輸入品だけでなく現地生産も積極的に推進し、顧客のニーズに応えてきた結果だと思います。

インドの自動車産業では近年、インド国内投資を積極的に行い、生産台数を急激に拡大してきています。当社の主要客先であるマルチスズキ、ルノー日産も同様に、国内生産増加に非常に積極的です。また、これらの主要客先以外にも、現代、ホンダ、フォード等への拡販を積極的に推進しています。

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このような市場環境も相まって工場はフル稼働を続けており、2016年には更に40%程度の増産が見込めることから、工場拡張する事を決定いたしました。この拡張では、既存の工場敷地に現工場のほぼ倍のスペースを増築する事になります。総額約2億ルピー（日本円で約3億6千万円）の投資となり、これにより、追加で約20台の樹脂成型機、組み立てエリア、倉庫スペース等の拡充が可能となります。建築工事は日系のフジタ様にお願いする事といたしました。

10月26日にヒンズー教の慣例に従い、プジャー（日本でいう地鎮祭）を執り行いました。プジャーはヒンズー教の僧侶をお招きし、60センチほどの深さの穴を掘り、地の神ガネシュ神に対して祈りを捧げました。その後、社内関係者がそれぞれこの穴の中へ祈りのブロックを奉納し、工事の安全を祈願しました。

拡張工事は2016年5月に竣工予定です。工場拡張を機に更なる発展へ向け、全力で進んでまいります。