メキシコの母の日
No.2016_04(2016年6月28日 更新)
1922年以降、母の日はメキシコでは5月10日と定められています。ある新聞社の提案がきっかけとなり、現在ではメキシコで最大の祝日の一つになりました。
メキシコ人は家族の結束が非常に固く、この日はたいてい、母親たちを祝うために大きなお祝いの会を開いて集まります。
母親たちのためにおいしいランチやディナーをセッティングしたり、マリアッチというメキシコ独自の楽団が、深夜に母たちに捧げるセレナードを演奏したりするのが一般的です。
メキシコの母の日は特別な祝日です。なぜなら、単に母親と過ごして花やチョコレートをプレゼントするだけの日なのではなく、人生に感謝し、家族であることを楽しむ一日だからです。 学校でフェスティバルが開かれることも多く、学生たちは歌ったり踊ったり、詩を暗誦したり、劇を上映したり、手作りのプレゼントをあげたりします。
パイオラックスメキシコでもこの伝統に則り、全ママ社員のためにランチ会を開いて祝いました。職場の有志と総務部のメンバーが、モントレー市の名物である「カルネ・アサーダ」を準備しました。「カルネ・アサーダ」は、薄切りにした牛ステーキ肉をグリルしたメキシコ版バーベキューです。
この日をもっと特別なものにするために、「ラスマニャニータス」というメキシコの伝統的な歌やセレナードを演奏して祝いました。「ラスマニャニータス」は朝という意味ですが、メキシコではバースデーソングや大切な人に捧げるセレナードとして歌われています。母たち全員が抽選くじを持ち、プレゼント抽選会も同じ日に開催されました。