パイオラックス インディア 工場拡張開所式
No.2016_05(2016年7月21日 更新)
PIOLAX INDIA(以下PI)は、アンドラ・プラデシュ州タダ近郊にあるスリシティ工業団地に進出した、最初の自動車部品製造会社でした。PIはルノー日産、マルチスズキ、ホンダやフォードなど、インドを代表するカーメーカー各社に製品を供給しています。現在の工場がスリシティに建設されたのは2009年12月のことでした。 設立当初から売上は好調に伸びていたこともあり、更なる売上増とカーメーカーのニーズに対応するためには製造能力を高める必要がありました。このため、工場の拡張を実施することとなりました。 工事の開始にあたって、2015年10月26日に地鎮祭を実施したのは以前のレポートでもご報告したとおりです。建築業界の大手の一つ、フジタコーポレーションがPI拡張工事を手掛けることになりました。
竣工予定日の2016年5月までに完成させるために、フジタの皆様は総力を結集し、懸命に尽力してくれました。しかしながら、悪天候が続いたため2015年11月から12月にかけて洪水に見舞われるなど、予期しなかった様々な理由で工事は遅延しました。ですが悪天候にもかかわらずこんなに早く工事が完成したのは、やはり建設会社の並々ならぬ熱意があったからこそのことだと思われます。
ついにPIの工場拡張工事が完成したため、2016年7月6日に開所式を行い、新工場の完成を祝いました。セレモニーには取引先やスリシティ市内の近隣企業の人々も参加し、喜びを分かち合いました。
開所式はインドの伝統に則り、プージャから始まりました。プージャとは、インドで行われている神像への礼拝の儀式のことです。PIと従業員に幸運がもたらされるようインドの神々に祈りながら、伝統に忠実にプージャの儀式を執り行いました。
工場の緑化のため、また、この素晴らしい記念日のシンボルとして、記念樹を植えました。樹が日々育つようにPIの売上も日に日に増加し、PIと従業員により多くの利益がもたらされるよう祈念しながら、植樹を行いました。
記念樹の植樹の後は、ゲストの方々を案内して新工場内を見学していただきました。3チームに分かれて見学を行い、製造マネージャー、品質マネージャーが製造工程を説明したり、質疑応答に対応しました。
工場見学の締めくくりには、新しいホールに集まって開所ミーティングを行いました。PI社長が進行役となり、ます初めに開所式に参加したゲスト全員へ、御祝い品への御礼の言葉と列席への感謝の辞が述べられました。続いてのスピーチでは今回の拡張にいたった背景や工事の様子、PIの売上や製造している部品についての説明がありました。
来賓側のスピーチでは、お取引先を代表して、スリシティ工業団地内の隣接企業でもあるいすゞ自動車(インド)から、また、建設工事を担当したフジタコーポレーションから、それぞれPIへのお祝いと今後の更なる成功を祈りますという御言葉をいただきました。
また、スリシティ工業団地の代表者からも、同地にPIが設立されて以来の歩みを見てきた者として、本日の開所式に参加できて大変うれしく思いますという御言葉をいただきました。
その他多くのゲストの方々からPIのさらなる発展と充実を祝う激励の言葉をいただきました。また、日本からのゲストである島津社長からも、PIの発展を祝い、またうれしく思いますというスピーチがありました。
開所式の後は、ゲストも交えての昼食会です。この日のために準備された特別食で、みな昼食を共にする機会を楽しんでいました。
ゲスト全員に、工場拡張式の記念品としてプチギフトが手渡されました。スタッフたちにも同様に配られ、素晴らしい記念日を分かち合いました。
今回の工場拡張を契機に、我々従業員一同は、パイオラックス インディアのますますの成功と発展のため、一致団結して事業にまい進する所存です。